家持ち必見!自由を得るには家を手放すべき理由。

公務員、家を売る。

一般的に家族が増えたことをきっかけに
家の住み替えを検討するケースが多く見られます。

住み替えの際には、これまでの賃貸ではなく、
もっと広くて新しい家に住みたいと思うようになり、
家を購入するに至ります。

私も同じような理由で家を購入しました。

しかし、購入後1年以内に売却を決めました
それは住み替えなどという話ではありません。

”自由”を求め家を売りに出したのです。

人間の本来の姿である
時間や場所に縛られない自由なライフスタイル
取り戻すべく行動することを決意しました。

このように至った経緯をお話します。

これから家の購入を検討している人、
購入した家に満足せずに売却を検討している人、
代わり映えのない生活に悶々としている人、など
こんな方々の参考になれば幸いです。

人生最大の負債を負った日

私達家族は子供が生まれたことをきっかけに、
家を買いました。35年ローンで。

公務員であることから転勤もないため、
世間的にはごく普通のことだったと思います。

当時の私は自分らしい生き方をしたいと思っていましたが、
世間が考える幸せな生き方は当然自分にも当てはまることだと
潜在的に意識していたのだと思います。

むしろ、それを逸脱することに
罪悪感さえ抱くことさえありました。

私は家を買うことで周囲の人を安心させ、
”世間的な幸せ”を手に入れたのでした。

様々な手続きを終え、
ようやく迎えた住宅ローン契約の日。

無事に契約書にサインすることで手続きは終了しました。
これでやっと世間映えするキレイな住宅に住むことができると
心は晴れやかでした。

あの言葉を聞くまでは。

契約に携わった不動産業者の方々から言われた言葉が今でも忘れられません。
彼らは皆、家族と持ち家に住んでいるのでした。

「あー、これでこちらの仲間入りですね。」と。

「あー」って何だよと、モヤモヤさせられました。

素晴らしい未来に向かって行動していると思い、
その手助けをしてくださっていた方々が発した言葉に
心の奥でショックを受けていたのかもしれません。

ただそのときは新しい家に住むワクワク感が勝り、
そのモヤモヤした気持ちは心の奥にそっと閉ざされたのでした。

後にそれは減らない住宅ローンや変わらぬライフスタイルに対し
我慢を強いられている人の本音であったことに気づくのでした。

住宅購入のリスクを再認識

新居に浮かれていたのも束の間、想定外のことがありました。
しかし、それはいい意味ではありません。

まずは騒音

上階が別の部屋のバルコニーになっており、
子供の走り回る音が日夜、振動付きで聞こえてくるのです。

その件でもう少し静かにしてほしいと直接言いに行きましたが、
どうやって静かにするんですか?訴訟でも何でもやってもらって結構です
と言われました。

ほぼ初対面の相手から言われたセリフに、
驚きのあまり返す言葉がありませんでした

引っ越しの挨拶回りだけではわからない
素の人柄が判明したのです。

この件に関して管理組合から注意してもらっても、
騒音が止むことはありませんでした。

そして悪臭

家の近所に商用ビルがあり、
そのビルの1階の通りに面する部分に
喫煙スペースが設けられていました。

その煙が風に運ばれて、
我が家のベランダにも流れて来るのです。

何度かビルの管理者に問合せましたが、
全く返事はありませんでした。

行政にも問合せましたが、
法律上問題がないため注意する権限がないとのことでした。

結局やるべきことはやりましたが、
自分たちの手では状況を変えることはできませんでした。

住宅購入のリスクはある程度把握しているつもりでしたが、
これら騒音や悪臭においては、
住宅の価格帯や地域性から特に問題視していませんでした

ファミリー向けのマンションに住んだことがなかったため、
これらは本当に誤算だったと気付かされました。

代わり映えのない生活と意識の変化

住んだのは職場の近くであり、
よく知っている地域でした。

長年行政マンとして働き、
住民性や土地の歴史的背景まで、
様々なことを知っている状態でした。
そんな自分には家以外に何の新鮮さもありませんでした。

公園や駅まで近く、職場も徒歩15分ほどで着くという好条件でしたが、
すぐに「この場所であと30年以上も住み続けるのか…」と思うようになりました。

それらはわかっていたことなのですが、
家を探しているときはそのいい部分にしか目が行かず、
実際に住んでみた後のことに対して想像力が欠けていました

そんな中、
引っ越しと同時に長年の憧れであった
プロジェクターを購入しました。

プロジェクターと言っても、
近年流行りのモバイルプロジェクターではなく、
3000ルーメンほどある映画を見るための据え置き型のものです。

当初は、チューナーをつなげばテレビも見れるし、
何より映画を大画面で見たいと思って購入しました。

そんな目的にも関わらず、
見る時間が一番多くなっていったのが”You Tube”です。

ジャンルが豊富で動画の時間がほどよいため、
自然に流すようになり、次第にハマっていきました。

特に”中田敦彦のYou Tube大学”や”両学長のお金の大学”は、
動画の本数や更新回数も多く、総合的に最も見たチャンネルかもしれません。

You Tubeは様々なジャンルで新たな知見を与えてくれる
”最高の教材”となりました。

これにより、私の意識はこれまでとは違う方向に向いていくのでした。

ミニマリストとしての目覚めと葛藤

数あるYou Tubeチャンネルのジャンルの中でも、
特に私の価値観を変えたのは、
”ミニマリスト”関連のチャンネル
です。

その中でも私が好んでハマったのは
”ミニマリストしぶ”さんのチャンネルです。

不要なものを持たずに少数精鋭なものを所有。
家賃などの固定費を極限まで削減しミニマムに生活。
フリーランスとしての時間や場所に縛られない生き方。

そんな彼の生き方は、
私を含め多くの勤め人送るライフスタイルとは
真逆のもの
でした。

彼のようなライフスタイルに惹かれたのは、
私が一般家庭以上に裕福な家庭に育ち、
色々な物を与えられてきたことからくる
反動だったのかもしれません。

私も手始めに衣類などの身の回りのものから見直すことにしました。
次第にソファやテーブル、トレーニング器具まで手放すことにしました。

そしてそれは、家や仕事にまで考えが及んでいくのでした。

しかし、実際に行動しようとしたときに中々決心がつきませんでした
その弊害となっていたのが家と公務員という仕事です。

現状を変えるための知識やマインドは持ち始めたものの、
余暇も含め勤め人として多くの時間を過ごした私にとって、
行動に移すだけの勇気を持つことには、
非常に高いハードルがありました

小さな行動を積み重ねスタートラインに

家を買うことになったのは
仕事を続けるしかないと思っていたからです。

そのためまず仕事を変えることができないか、
You Tubeを含めインターネット上であらゆる情報を模索しました。

すると今では、
パソコン1つでどこでもできる様々な仕事やツールがあることがわかりました。

クラウドソーシングサイト、EC運営に関する各種代行サービスやツール、
オフィスソフトに代わるGoogleサービス、など。

私は大学卒業と当時に仕事で使用しないプライベートのパソコンを手放し、
また、個人情報を出すことを嫌い、FacebookやTwitterなどのSNSから遠ざかっていました。

そのため、時代はここまで進化していたのかと思い知らされました

それと同時に、これらを活用すれば、
もしかしたら自分にも本当に自由な生き方ができるかもしれない
ライフスタイルそのものを変えることに意識が向くのでした。

その後、ウェブデザインやブログ、ECサイト運営、など
時間が許す限り一通りやってみることにしました。

その行動の1つ1つが私のマインドブロックを消していきました
その結果ようやく私は行動に仕事を辞めるという個人的に大きな決断をすることができたのです。

時間や場所に縛られない生き方へ

理想のライフスタイルを目指した結果、
思い切って11年以上勤めた職場を辞めました

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こうなると、同じ場所に住んでいる理由がありません

確かに、子育てをするには便利であり、
海が近くキレイな町並みです。

しかし、
私が理想とする生活をすることができないのです。

そんなこんなで、
購入からわずか1年ほどで家を手放すことにしました。

周囲には驚きの声や心配の声があり、
これは仕事を辞めるときと同じような感じだなぁと思いました。

同時にこれは行動することを嫌う
自分たちとは対局の人たちの意見であると
自分たちに言い聞かせるようにしました。

いっときの声を聞き流すと、
その後は特に何も言ってこなくなるものです。

人生の楽しみとは、
自分たちの価値観をアップデートすることにあり。
そのために場所や仕事、付き合う人を変え、
経験したことのないことに飛び込むことが必要
。」

これが私が大事にしている考え方です。

まとめ

私はこれまで家の場所は職場に依存するものだと
信じて疑うことをしませんでした。

しかし、ふと見たYou Tubeではインターネットの向こう側に、
自分が理想とする暮らしを実践している人々がいたのです。

もちろん、これまでもテレビが家にあった頃は、
ノマドワーカーや海外で暮らす人の映像を見る機会はありました。

ですが、You Tubeとテレビの違う点は出演者が一般の人とか芸能人かの違いです。
誰でも発信することができる媒体ということで、
自分とは異なる生活を送る人々をより身近に感じることができたのです。

私はこれからの時代、職場に依存することなく、
自分が住んでみたい場所を自らの手で選び経験することが
この上ない幸せ
だと考えます。

その結果、本当に住みたい場所に出会い、
定住することはありだと思います。

ただ人間なので気持ちが変わることもあると思います。
その時は一度離れてみて、また戻ってくるのもいいのではないでしょうか。

今のライフスタイル、強いては働き方に疑問を抱く方には、
自由を手にするためにいち早く行動することをおすすめします。

早く行動する人がそれだけ早く自由を手にすることができます。

私も道半ばですが、このような情報をきっかけに
いっしょに行動する人が増えれば嬉しいと思います。